コラム
外壁
住宅の外壁材は何が良い?特徴や耐用年数、費用相場などを詳しく解説
2023.02.08
外壁のリフォームを検討するうえで、外壁材の種類や特徴を知り、自宅に合うものを選ぶことが大切です。しかし、ひとえの「外壁材」といってもさまざまな種類があり、どれが自宅に合うのかわからず悩んでいる方もいるでしょう。
そこで今回は、住宅に用いられる主な外壁材について、種類や特徴、耐用年数、費用相場などを解説します。外壁材を選ぶときのポイントについても解説しますので、ぜひ参考にしてください。
住宅に用いられる外壁材は、以下のとおり主に7つの種類があります。
・窯業系サイディング
・金属系サイディング
・樹脂系サイディング
・木質系サイディング
・モルタル
・ALCボード
・タイル
なお、外壁材の役割は、雨水が住宅の中に入らないようにする「防水性」です。しかし、外壁材は防水性のほか、耐火性や遮音性、断熱性、耐震性、デザインなどの機能が求められます。
すべての要素を兼ね備えた外壁材はなく、防水性などの機能性はもちろん、耐用年数やコストなどにも違いがあるため、種類ごとの違いを知っておくことが大切です。
では、外壁材の種類ごとの特徴を詳しく見ていきましょう。
セメント質と繊維質などの原料を板状に形成した外壁材であり、工場生産が可能であるため品質が安定しています。さらに、 コスト・機能性・デザイン性のバランスがよいことも人気の理由です。
そのほか、人気の種類であるため、デザインやカラーの種類が豊富で、自宅に合うものを見つけやすいのもポイントでしょう。
しかし、窯業系サイディングはボード状になっており、雨水が入らないよう外壁材同士の隙間をコーキングで埋めなければなりません。窯業系サイディング自体の耐用年数は20~40年程度ですが、コーキングや外壁塗装は劣化しやすいため定期的な点検・メンテナンスが必要です。
金属の種類によって価格差が生じやすいですが、住宅用の外壁材としてはガルバリウム鋼板の人気が高いといえるでしょう。
金属系サイディングは凍害やひび割れ、水の侵入などの心配がないうえに、メンテナンス周期が長いため手のかかりにくい点がメリットです。さらに、金属ならではのスタイリッシュな見た目をしているため、すっきりとモダンなデザインの住宅にしたい方にもおすすめです。
耐久性や耐候性に優れており、ひび割れしにくい外壁材となっています。また、樹脂系サイディングは外壁材の表面に塗装が施されているのではなく、顔料が外壁材のなかに練り込んであるうえに、コーキングが不要であるため再塗装が不要です。
ただし、カラーバリエーションが少ない、耐火性がないといった理由で、あまり普及していません。
自然素材ならではのあたたかみを感じられるうえに、無機材に不燃処理が施されているため、耐火性や断熱性、耐久性に優れています。
ただし、素材自体の値段が高い、木材なので水に弱くメンテナンスに手間がかかるといった注意点があります。
モルタルは適正に施行すれば、30年以上の耐用年数があるとされています。しかし、モルタルはひび割れが発生しやすいことから、長く状態を維持するためにはメンテナンスが欠かせません。
水に浮くほど軽量であるため、外壁材として使用したときに建物に不可をかけません。そのため、耐震性を維持しやすいことがメリットです。
さらに、断熱性や耐火性にも優れており、定期的なメンテナンスを行うことで50年程度の耐用年数を期待できます。
ただし、ALCボード自体に防水性がないため、外壁塗装によって防水性を持たせなければなりません。外壁塗装は経年劣化によって防水性が低下するため、状態を維持するためにも塗膜やコーキングの劣化をこまめにチェックするようにしましょう。
タイルは耐久性が非常に高く、紫外線による劣化がほとんど生じないうえに、傷や欠けも発生しにくいことが特徴です。さらに、吸水しないことから雨の影響を受けにくいことも強みでしょう。
そのため、タイル自体はとくにメンテナンスをしなくても40年以上の耐用年数を期待できます。ただし、施行不良や災害などで浮きや剥がれが生じることがあるほか、継ぎ目やコーキングはメンテナンスが必要です。
「自宅で採用している外壁材がわからない」
「外壁材ごとの特徴はわかったけれど、見た目がイメージできない」
という方も多いでしょう。
ここでは、外壁材の種類の見分け方について解説します。
まず、サイディングは、一つひとつが板状になっているため、外壁材として貼り付けたときに必ずつなぎ目ができてしまいます。その隙間から雨水が入らないよう、コーキングが打たれているため、つなぎ目があるとサイディングである可能性が高いといえます。
ただし、つなぎ目が発生する外壁材はほかにもあるため、つなぎ目があることがわかったら、外壁材を叩いたときの音もチェックしてみてください。叩いたときに軽い音がした場合は、サイディングであると判断できます。
つなぎ目があるものでも、コーキングではなく、くぼみになっています。さらに、モルタルは仕上げ方によってさまざまなデザインがありますが、いずれも手作業で行うことから不均一さや手塗り感が出るという特徴もあります。
しかし、ALCボードはサイディングの2倍の厚みがあり、素材に厚みが感じられます。さらに、ALCボードは外壁材自体に厚みがあることから、窓の位置が壁に対して少し奥まった位置に取り付けられています。
そのため、外壁材を見たときにコーキングが打たれており、厚みが感じられる、壁に対して窓が奥まった位置に取り付けられているといった特徴があれば、ALCボードであると判別可能です。
たとえば、木質系サイディングは木材を使用しているため、木目や風合いから違いを判別できます。さらに、金属系サイディングも金属ならではのスタイリッシュな見た目をしているため、すぐに種類がわかります。
ここまで、外壁材の種類ごとの特徴や見分け方について解説してきましたが、
「実際に自宅の外壁材を選ぶ場合、どのように選べばいいのかわからない」
という方も多いでしょう。
ここでは、外壁材を選ぶときにチェックすべきポイントを解説します。
1㎡あたりで見ると数千円〜1万円程度の差ですが、住宅の外壁材として採用するとなると、数十万円以上の差になります。そのため、求める機能やデザインだけでなく、予算に合う外壁材がどうかを判断しましょう。
なお、コストパフォーマンスを重視する方には窯業系サイディングがおすすめです。
ただし、トタンなどの非常に安価な外壁材には注意が必要です。安すぎる外壁材は、耐用年数が短い、数年で劣化症状が表れる可能性が高い、防水性が低いといった可能性があります。
まずは、外壁材の種類ごとの費用相場を把握し、どのような特徴があるのかを比較したうえで、予算に収まるものを選択するのがおすすめです。
たとえば、窯業系サイディングで期待できる耐用年数は20~40年であるのに対し、タイルは40年以上の耐用年数を期待できます。ただし、耐用年数の長い外壁材は価格が高くなる傾向にあり、住宅に何年住むのかなどを考えて、耐用年数に注目してみましょう。
たとえば、メンテナンスに手間がかからず、耐久性が高い外壁材がよいという場合は、タイルがおすすめです。
ただ、耐用年数はあくまで適切にメンテナンスを行った場合に期待できる目安であり、メンテナンスが不要というわけではありません。外壁材の種類によって、メンテナンスの頻度や方法が変わることがありますが、メンテナンスフリーの外壁材は存在しない点に注意してください。
外壁材は住宅の第一印象を決める重要な要素であり、種類やカラーによって印象が大きく変わります。なお、外壁材の種類ごとの主な印象は以下のとおりです。
・窯業系サイディング:デザインやカラーのバリエーションが多く、さまざまなスタイルを選択可能
・金属系サイディング:金属素材ならではのスタイリッシュな印象になりやすい
・木質系サイディング:木材ならではの温かみある印象となる
・モルタル:手作業による重厚感や高級感を演出しやすい
・タイル:重厚感・高級感がある
屋根やサッシの色なども加味して、住宅全体のバランスを意識しながらデザインを検討するのがよいでしょう。
今回は、外壁材について解説しました。
ひとえに外壁材といってもさまざまな種類があるため、リフォームなどで選ぶときは「最も最適な外壁材は何か」を検討することが大切です。
外壁材の種類によって機能や価格、耐用年数などが異なるため、初期費用やデザインだけで外壁材を選ぶと後悔しやすくなります。
ぜひ今回の記事を参考に、自宅に合う外壁材を探してみてください。
そこで今回は、住宅に用いられる主な外壁材について、種類や特徴、耐用年数、費用相場などを解説します。外壁材を選ぶときのポイントについても解説しますので、ぜひ参考にしてください。
【全7種類】外壁材の種類ごとの特徴・耐用年数・費用相場
住宅に用いられる外壁材は、以下のとおり主に7つの種類があります。
・窯業系サイディング
・金属系サイディング
・樹脂系サイディング
・木質系サイディング
・モルタル
・ALCボード
・タイル
なお、外壁材の役割は、雨水が住宅の中に入らないようにする「防水性」です。しかし、外壁材は防水性のほか、耐火性や遮音性、断熱性、耐震性、デザインなどの機能が求められます。
すべての要素を兼ね備えた外壁材はなく、防水性などの機能性はもちろん、耐用年数やコストなどにも違いがあるため、種類ごとの違いを知っておくことが大切です。
では、外壁材の種類ごとの特徴を詳しく見ていきましょう。
窯業系サイディング
窯業系サイディングは、数ある外壁材のなかで最も主流の種類であり、70〜80%のシェアを誇ります。セメント質と繊維質などの原料を板状に形成した外壁材であり、工場生産が可能であるため品質が安定しています。さらに、 コスト・機能性・デザイン性のバランスがよいことも人気の理由です。
そのほか、人気の種類であるため、デザインやカラーの種類が豊富で、自宅に合うものを見つけやすいのもポイントでしょう。
しかし、窯業系サイディングはボード状になっており、雨水が入らないよう外壁材同士の隙間をコーキングで埋めなければなりません。窯業系サイディング自体の耐用年数は20~40年程度ですが、コーキングや外壁塗装は劣化しやすいため定期的な点検・メンテナンスが必要です。
外壁材の種類 | 外壁材自体の耐用年数 | 価格(1㎡あたり) | 特徴 |
窯業系サイディング | 20〜40年 | 3,500〜5,000円 | ・セメント質と繊維質などの原料を板状に形成した外壁材 |
金属系サイディング
金属系サイディングとは、窯業系サイディングと同様にサイディング外壁の一種であり、金属板を成形・加工して柄付けし、断熱材で裏打ちした外壁材です。金属の種類によって価格差が生じやすいですが、住宅用の外壁材としてはガルバリウム鋼板の人気が高いといえるでしょう。
金属系サイディングは凍害やひび割れ、水の侵入などの心配がないうえに、メンテナンス周期が長いため手のかかりにくい点がメリットです。さらに、金属ならではのスタイリッシュな見た目をしているため、すっきりとモダンなデザインの住宅にしたい方にもおすすめです。
外壁材の種類 | 外壁材自体の耐用年数 | 価格 | 特徴 |
金属系サイディング | 20〜40年 | 4,000〜6,000円 | ・凍害やひび割れの心配がなく、耐用年数が長め ・重量が軽いことから建物への負担が少なく耐震性に優れている |
樹脂系サイディング
樹脂系サイディングとは、塩化ビニール樹脂を主原料とした外壁材です。耐久性や耐候性に優れており、ひび割れしにくい外壁材となっています。また、樹脂系サイディングは外壁材の表面に塗装が施されているのではなく、顔料が外壁材のなかに練り込んであるうえに、コーキングが不要であるため再塗装が不要です。
ただし、カラーバリエーションが少ない、耐火性がないといった理由で、あまり普及していません。
外壁材の種類 | 外壁材自体の耐用年数 | 価格 | 特徴 |
樹脂系サイディング | 20〜40年 | 7,000〜9,000円 | ・単価が高いものの、耐久性や耐用年数が長い ・再塗装が不要 ・カラーバリエーションが少ない |
木質系サイディング
木質系サイディングとは、名前のとおり木材を使用したサイディングのことです。自然素材ならではのあたたかみを感じられるうえに、無機材に不燃処理が施されているため、耐火性や断熱性、耐久性に優れています。
ただし、素材自体の値段が高い、木材なので水に弱くメンテナンスに手間がかかるといった注意点があります。
外壁材の種類 | 外壁材自体の耐用年数 | 価格 | 特徴 |
木質系サイディング | 15〜40年 | 6,000〜8,000円 | ・木材を使用しているサイディング外壁 ・木材ならではのあたたかみを感じられる ・水に弱く7〜10年に一度のメンテナンスが必要 |
モルタル
砂とセメントを混ぜ合わせてできているモルタル外壁は、継ぎ目がなくモダンなデザインが特徴です。また、カラーバリエーションが豊富で、工法によってさまざまな仕上げ方を選べます。モルタルは適正に施行すれば、30年以上の耐用年数があるとされています。しかし、モルタルはひび割れが発生しやすいことから、長く状態を維持するためにはメンテナンスが欠かせません。
外壁材の種類 | 外壁材自体の耐用年数 | 価格 | 特徴 |
モルタル | 30年以上 | 1,500〜4,000円 | ・継ぎ目がない ・カラーバリエーションや仕上げ方が豊富 ・防火性が高い ・ひび割れや汚れが生じやすい |
ALCボード
ALCボードとは、軽量気泡コンクリートのことであり、多孔構造で軽量の外壁材です。水に浮くほど軽量であるため、外壁材として使用したときに建物に不可をかけません。そのため、耐震性を維持しやすいことがメリットです。
さらに、断熱性や耐火性にも優れており、定期的なメンテナンスを行うことで50年程度の耐用年数を期待できます。
ただし、ALCボード自体に防水性がないため、外壁塗装によって防水性を持たせなければなりません。外壁塗装は経年劣化によって防水性が低下するため、状態を維持するためにも塗膜やコーキングの劣化をこまめにチェックするようにしましょう。
外壁材の種類 | 外壁材自体の耐用年数 | 価格 | 特徴 |
ALCボード | 50年程度 | 7,000〜15,000円 | ・耐久性が高い ・軽量 ・断熱性・耐火性に優れている ・防水性がない(外壁塗装による防水が必要) |
タイル
タイルは粘土を主原料とし、高温で焼き固めた素材です。タイルは耐久性が非常に高く、紫外線による劣化がほとんど生じないうえに、傷や欠けも発生しにくいことが特徴です。さらに、吸水しないことから雨の影響を受けにくいことも強みでしょう。
そのため、タイル自体はとくにメンテナンスをしなくても40年以上の耐用年数を期待できます。ただし、施行不良や災害などで浮きや剥がれが生じることがあるほか、継ぎ目やコーキングはメンテナンスが必要です。
外壁材の種類 | 外壁材自体の耐用年数 | 価格 | 特徴 |
タイル | 40年以上 | 7,000〜9,000円 | ・耐久性が高い ・経年劣化がほとんどない ・雨の影響を受けにくい ・浮き、剥がれの症状が出る場合がある ・価格が高い |
外壁材の種類の見分け方
「自宅で採用している外壁材がわからない」
「外壁材ごとの特徴はわかったけれど、見た目がイメージできない」
という方も多いでしょう。
ここでは、外壁材の種類の見分け方について解説します。
サイディング
サイディング外壁の見分け方は、「つなぎ目の有無」「外壁材を叩いたときの音」の2点で判別できます。まず、サイディングは、一つひとつが板状になっているため、外壁材として貼り付けたときに必ずつなぎ目ができてしまいます。その隙間から雨水が入らないよう、コーキングが打たれているため、つなぎ目があるとサイディングである可能性が高いといえます。
ただし、つなぎ目が発生する外壁材はほかにもあるため、つなぎ目があることがわかったら、外壁材を叩いたときの音もチェックしてみてください。叩いたときに軽い音がした場合は、サイディングであると判断できます。
モルタル
モルタルはサイディングとは異なり、つなぎ目がないことが特徴の一つです。つなぎ目があるものでも、コーキングではなく、くぼみになっています。さらに、モルタルは仕上げ方によってさまざまなデザインがありますが、いずれも手作業で行うことから不均一さや手塗り感が出るという特徴もあります。
ALCボード
ALCボードは、サイディングと同様にボードを張り合わせて施行することから、外壁材同士の隙間にコーキングが打たれています。しかし、ALCボードはサイディングの2倍の厚みがあり、素材に厚みが感じられます。さらに、ALCボードは外壁材自体に厚みがあることから、窓の位置が壁に対して少し奥まった位置に取り付けられています。
そのため、外壁材を見たときにコーキングが打たれており、厚みが感じられる、壁に対して窓が奥まった位置に取り付けられているといった特徴があれば、ALCボードであると判別可能です。
その他の外壁材
サイディングやモルタル、ALCボードのほか、タイルやレンガといった外壁材もあります。さらに、サイディングにも種類がありますが、どの外壁材も素材や質感に特徴があるため、一目みて種類を判別できるでしょう。たとえば、木質系サイディングは木材を使用しているため、木目や風合いから違いを判別できます。さらに、金属系サイディングも金属ならではのスタイリッシュな見た目をしているため、すぐに種類がわかります。
外壁材の選ぶときにチェックすべき3つのポイント
ここまで、外壁材の種類ごとの特徴や見分け方について解説してきましたが、
「実際に自宅の外壁材を選ぶ場合、どのように選べばいいのかわからない」
という方も多いでしょう。
ここでは、外壁材を選ぶときにチェックすべきポイントを解説します。
価格
外壁材は種類によって価格が異なり、安価な部類に入る窯業系サイディングは1㎡あたり3,500円〜5,000円、価格が高いとされるALCボードは1㎡あたり7,000円〜15,000円となっています。1㎡あたりで見ると数千円〜1万円程度の差ですが、住宅の外壁材として採用するとなると、数十万円以上の差になります。そのため、求める機能やデザインだけでなく、予算に合う外壁材がどうかを判断しましょう。
なお、コストパフォーマンスを重視する方には窯業系サイディングがおすすめです。
ただし、トタンなどの非常に安価な外壁材には注意が必要です。安すぎる外壁材は、耐用年数が短い、数年で劣化症状が表れる可能性が高い、防水性が低いといった可能性があります。
まずは、外壁材の種類ごとの費用相場を把握し、どのような特徴があるのかを比較したうえで、予算に収まるものを選択するのがおすすめです。
耐久性
外壁材は種類によって耐用年数が異なります。たとえば、窯業系サイディングで期待できる耐用年数は20~40年であるのに対し、タイルは40年以上の耐用年数を期待できます。ただし、耐用年数の長い外壁材は価格が高くなる傾向にあり、住宅に何年住むのかなどを考えて、耐用年数に注目してみましょう。
たとえば、メンテナンスに手間がかからず、耐久性が高い外壁材がよいという場合は、タイルがおすすめです。
ただ、耐用年数はあくまで適切にメンテナンスを行った場合に期待できる目安であり、メンテナンスが不要というわけではありません。外壁材の種類によって、メンテナンスの頻度や方法が変わることがありますが、メンテナンスフリーの外壁材は存在しない点に注意してください。
デザイン
価格や耐用年数のほか、デザインに注目するのもポイントの一つです。外壁材は住宅の第一印象を決める重要な要素であり、種類やカラーによって印象が大きく変わります。なお、外壁材の種類ごとの主な印象は以下のとおりです。
・窯業系サイディング:デザインやカラーのバリエーションが多く、さまざまなスタイルを選択可能
・金属系サイディング:金属素材ならではのスタイリッシュな印象になりやすい
・木質系サイディング:木材ならではの温かみある印象となる
・モルタル:手作業による重厚感や高級感を演出しやすい
・タイル:重厚感・高級感がある
屋根やサッシの色なども加味して、住宅全体のバランスを意識しながらデザインを検討するのがよいでしょう。
まとめ
今回は、外壁材について解説しました。
ひとえに外壁材といってもさまざまな種類があるため、リフォームなどで選ぶときは「最も最適な外壁材は何か」を検討することが大切です。
外壁材の種類によって機能や価格、耐用年数などが異なるため、初期費用やデザインだけで外壁材を選ぶと後悔しやすくなります。
ぜひ今回の記事を参考に、自宅に合う外壁材を探してみてください。
関連コラム